こんにちは。ゆくブラっ!(@YukuBuraaaaaaaa)です。約半年ぶりの更新となってしまいました…
さて今回は、2024年より放送・配信がスタートしたプリキュアシリーズの新作「わんだふるぷりきゅあ!」第1話を視聴したうえでの個人的な感想を書きつつ、私なりの考えなどをざっくりと考えていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
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※注意※
この記事は「わんだふるぷりきゅあ!」第1話のネタバレを含みます。
ご覧の際は十分注意してください。
「わんだふるぷりきゅあ!」とは?
第1話の内容について書いていく前に、作品の概要を軽くご紹介。
プリキュアシリーズ通算21作目「わんだふるぷりきゅあ!(以下・わんぷり)」は、「動物」がテーマとなっており、「みんな なかよし!わんだふる〜!」をキャッチフレーズとしています。
特筆すべきは、プリキュアシリーズ史上初となる、作品名が「プリキュア」を含めオール平仮名表記であるということ。20周年を迎えたところで、ある種様々な常識を打ち砕こうとしているのではないかとも感じます。
そんな「常識を打ち砕く」と感じられる要素は1話から見受けられます。詳細は後述。
仲良しな「こむぎ」と「いろは」
本作品の第1話で大きく描写されるメインキャラクターは、犬飼家で飼われている犬のこむぎ(CV.長縄まりあ)と、その飼い主の女の子・いろは(CV.種﨑敦美)の二人。
普段から仲良しの二人。それが故にこむぎはいろはにべったり。いろはが出かけようとしても、こむぎは掴んで離しません。
その仲良しさが故に、こむぎは人間の子を見るとしょんぼりとした顔に。ちょっとした孤独感と共に、いろはと同じように人間の暮らしをしてみたいという”想い”があるのですね。
そんな想いからか、いろはが別の友達のところに行ってしまうという夢を見てしまうこむぎ。
犬じゃなくて女の子の方が先にプリキュアになるんやろ?いいえ…
ここでは、公園で遊んでいたこむぎといろはたちが悪役であるガルガルに遭遇するシーン。
プリキュアシリーズでは欠かすことのできないこのシーンですが、人間よりも先に犬たちの方が異変に気付き、威嚇するところが、犬特有の感覚の鋭さを上手く描写していてとても良いと感じました。
この状況に怖気づくことなく立ち向かういろはですが、ピンチを迎えてしまいます。
そんな中で映し出されるこむぎといろはの回想。こむぎがいろはに抱いてきたたくさん”想い”を感じられる素晴らしいシーン。まだ1話なのに、こんな描写見せられたら涙腺の緩いおじさんは涙が出るっての…
そんな回想シーンから一転、こむぎがとてつもない変化を遂げることなります。
なんと犬だったはずのこむぎは人間の姿になっちゃいました。ずっと大切に育ててもらったいろはを助けたい。そんな”想い”が、こむぎを人間にしてくれた。そう考えることができるのではないでしょうか。
そしてそのままスムーズに変身バンク、19代目のプリキュア、「キュアワンダフル」誕生の瞬間です。
女の子の方が最初にプリキュアになるんやろ?と思っていたら、犬が先に女の子になっちゃった。この時点で心が追い付かないのに、そのままプリキュアになっちゃうなんて、もっと心が追い付かないよ。犬だぜ。さっきまで。犬だったんだぜ?
この変身バンクも「わん!」といった犬らしいセリフも忘れぬことながら、可愛さ・あざとさ全開の最強バンクになっております。
特にバンク最後のセリフ「いっしょに遊ぼ!」は随一の可愛さを誇り、本当に破壊力が抜群。やっぱり長縄まりあボイスが世界を救うって、はっきりわかんだね。
キュアワンダフルのここがすごい①~プリキュアになっても”犬らしさ”全開~
そんなキュアワンダフル、人間に、プリキュアの姿になっても”犬らしさ”は消えていません。フットワークの軽さ、逆にガルガルを追いかける機敏さは、まさに犬そのもの。「追いかけっこだね~!」と言って余裕の表情を見せるその姿は、肝の据り方が尋常じゃないと感じざるを得ません。
また、バリアが肉球なのも非常にチャーミング。ここだけでご飯一杯いけそうです。ワンだけに。
個人的には、「何ガルガルしてるの!言うこと聞かないとおやつ抜きだよ?」というセリフがお気に入り。いやアンタ、ついさっきまでおやつ抜きにされる立場だったやろがい。
キュアワンダフルのここがすごい②~すべてを受け入れる”包容力”~
あのハチャメチャ追いかけっこから、ガルガルの”苦しさ”に気付くキュアワンダフル。ここからある行動をとります。
それは、敵であるはずのガルガルに対しての熱い抱擁。ママァ…
本来異質であるはずの存在を蹴散らすことなく、そして怖気づくこともなく優しく受け入れるワンダフル。これを見ていた私はガルガルをそのままぶっ倒すのだろうとしか考えていなかったので、少し衝撃がありました。
そんなこのシーン、セリフが大変に素晴らしいので、大きく引用させてください。
ガルガルしないで、いっしょに遊ぼ?
楽しいこと、うれしいことがいっぱい!
世界は素敵にわんだふる!なんだから!
世界は素敵にわんだふる…そうだよな、俺はこの気持ちを忘れていたぜ…となりました。
そしてこの回想シーンが描写されます。いろはがこむぎをずーっと優しくお世話してきたという経緯がなければ、前述のセリフも生まれてこなかっただろうというのが分かりますね。
もうこの背景を考えるだけで、涙がホロリとこぼれてしまいそうです。
我々は、キュアワンダフルを見習わなければならない
さて、ここまで1話時点でのキュアワンダフルの人物像(犬物像?)をざっくりまとめてみましょう。
①ずっと自身に優しく接してくれている、いろはを守りたいという”想い”から人間になった
②遊び心を忘れず、自らが先頭になって楽しもうとする精神
③異質な存在を受け入れて、優しく接する思いやりの心
すなわちワンダフルは、「優しくしてもらった人に恩返しをし、常に遊び心を忘れず、異質な存在も優しく受け入れる、思いやりの心の持ち主」。そんな子なのです。
これらは主な視聴者層(?)である小さな女の子たちに向けて発信しているメッセージだとも考えることができますが、大人でも意外と忘れがちなことだと言えるのではないでしょうか。
これこそが、プリキュアシリーズが「人生の教科書」と呼ばれる所以だと思います。
おわりに
さて、ここまで「わんぷり」の第1話を視聴したうえでの感想や、私なりの考えを稚拙ながら述べさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
「動物」がテーマということで、”癒し”だとか、”かわいい”といった感情を抱けることはもちろん、キャラクターから人生観を学ぶことができ、自分が忘れていたことに気付ける。この澱んだ現代社会のオアシス的存在となり、多くの常識をぶち破る作品ではないかとこれから大きな期待が膨らむばかりです。
そんな「わんぷり」第1話はプリキュア公式YouTubeチャンネルで2月17日(土)まで無料配信中。まだご覧になってない方はぜひこちらからどうぞ。
(追記)無料配信は終了しました。いつか再び配信されることを待ちましょう!
www.youtube.com
それじゃあ今日から、みんななかよし!わんだふる~!
ということで、ここまでご覧いただきましてありがとうございました。